新築選びのポイント!建売はここをチェック

新築選びのポイント

 

新築の建売は、一般の方からするとどれも似たような建物に見えてしまうかもしれません。しかし、細かいポイントを見てみると微妙な違いがあります。この記事では、見落とすと後悔しやすいポイントに絞ってご紹介します。

新築・建売は収納スペースの有無と広さをチェック

1つ目は収納スペースです。結論からお伝えすると、安い価格で広く見せるために収納スペースを犠牲にしてリビングなどを広くしていないか注意して確認してください。収納が少なめの間取りは、実際に引っ越ししてから頭を悩ませます。

 

収納参考例

画像の間取りは参考に作ったものですが、玄関、洗面所、和室、リビング、階段下に各収納スペースがあります。1Fだけで16.75坪、2Fを合わせても30坪以下になるコンパクトな間取りでも、収納スペースは上手く確保しようと思えば可能です。

 

しかし、住宅の価格を左右する1番の要因は広さなので、収納スペースを確保しながらリビングも広くすると価格は上がります。そのため、なるべく安い価格でリビングを広く見せたいという販売戦略の結果、収納スペースを狭くしてリビングなどの部屋を広く見せるという間取りの建売があります。

見学時には良い住宅に思えても、収納スペースが少ないと各部屋にサイドボードやキャビネット等の収納棚を設置する必要があります。

 

家具等が何もない状態で住んだ後のことを考えるのは難しいかもしれませんが、収納の広さだけでなく、各エリアにそもそも収納スペースがあるかどうか?というポイントをチェックしながら見学してみてください。もちろん、おしゃれなテレビボード等を使って収納するという計画が最初から練られているなら問題ありません。

耐震等級はどのレベルの設計になっているか

耐震基準による被害比較

耐震等級は1〜3が存在し、等級3が最も耐震性に優れている等級になります。2016年の熊本地震でも、等級が上がるにつれて被害が少なくなっているのが確認されているので、なるべく耐震性が高い住宅が理想です。

現在の建築基準法は等級1を満たしていれば建築許可が下りるため、一般的な建売は等級1〜2の水準で建てられていることが多いです。しかし、少ないですが中には最高等級である等級3の建売もあります。

 

等級3の耐震性であれば、おそらくウリの1つとして資料にも記載があると思いますので、建売であっても等級3レベルの建物を探したいですね。

キッチンの換気扇

換気扇の整流板

建売でも、換気扇を見るとキッチンのおよそのグレードが分かります。写真のように、整流板があるタイプは中級クラス以上ですが、整流板のない昔のタイプは低クラスのキッチンになります。

 

見た目は綺麗でも、換気扇を見ればその建売がキッチンにどれだけコストをかけているかが分かりますので、できれば整流板のあるキッチンを選びたいですね。

洗濯物をどこに干せるか

ホスクリーン

良し悪しではないのですが、建売の場合は洗濯物を干すスペースが十分にないケースがあります。近年、洗濯機や洗剤の性能も上がり乾燥までしてもシワが目立たなくなりました。なので、洗濯機で乾燥まで行うことを想定し、室内で洗濯物を干すスペースが最小限になっているケースがあります。

 

ただ、近年のニーズとしては「外で干すのは嫌、洗濯機の乾燥も嫌、室内で干したい」というニーズが1番多い印象です。我が家も、基本的に室内干しにしていますね。

 

そこで、見学時も洗濯物をどこで干すかシュミレーションしておきしょう。画像のように、必要な時に天井から物干し竿を降ろせるホスクリーン等がどこに設置してあるか、または後々設置できるよう天井の補強はしてあるかなどを担当者さんに確認できるのが理想です。

引越し後の生活を朝から夜までシュミレーションしよう

実際に建物を見学する際は、朝から夜までをシュミレーションしてみてください。想定外はいたるところに転がっていると思い検討されるのがオススメです。

 

 

建売住宅の購入は、知識がないと運任せになってしまい可能性が高くなります。チェックポイントを事前に確認し、自分達の生活スタイルにあった住宅購入ができるようしっかり準備していきましょう。

 

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