窓リフォームで約50%の補助金を!
先進的窓リノベ2024事業、というと小難しく感じますが、簡単にお伝えすると窓のリフォームをすれば補助金が約50%ぐらい出るというものです。
なぜ、窓のリフォームで補助金が出るのか?その理由は、
1. 窓の断熱性能が上がることで冷暖房効果が上がる
2. 冷暖房効果が上がり省エネになると光熱費が安くなる
3. 光熱費が安くなるということは、国としても“限られるエネルギー資源”の節約になる
という好循環が生まれます。現在、日本のエネルギー資源は輸入に頼っている割合が多く、資源を無駄に使わないためにも住宅の断熱性能を上げていきたいというのが今の日本の方針です。
断熱性能のウィークポイントは窓
家全体の断熱性能が高ければ、外気温の影響がより小さくなります。夏は冷房の涼しさを、冬は暖房の暖かをより少ないエネルギーで維持できるということですね。
一般的に断熱性能を高める手法は2つあり、1つ目は壁の中や外側に断熱材を使うこと。2つ目は窓の断熱性能を上げることです。ただ、窓は厚みを取ることが難しいため、どうしても断熱性能が壁よりも低くなりやすいです。
そんな構造的に弱点になりやすい窓に、一昔前はアルミサッシ(窓枠)が使われていました。アルミ素材は熱を伝えやすく、夏なら窓枠から部屋が暖められます。冬はキンキンに冷えた窓枠から部屋が冷やされます。
ですが、窓のカバー工法による交換や内窓設置は時間も予算も低コストで施工ができます。労力は小さいのに得られる効果が大きいため、国も補助金を出すようになりました。
国が補助金を出す理由
1年間の中で、最も病死が多いのが冬の寒い時期です。寒さやお風呂場との温度差によって、心疾患や脳疾患のリスクが上がります。また、居住空間が寒いほど高血圧のリスクが上がるため、世界中で住宅の断熱性能の向上を課題とし取り組まれています。
そういった背景から、日本でも手軽に工事ができて断熱効果が大きい窓のリフォームに対して補助金が出るようになっています。現在3年目でおそらく来年度も続くのではないかという見方が多いですが、継続されるかどうかはその時になってみないと分からないので、補助金がある時にぜひリフォームをご検討してみてください。
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